Panda Calendarの機能の中には、ユーザーの方々からのリクエストで生まれたものもありますが、家族の何気ないひと言から始まったものも少なくありません。今日はその話をします。
「天気も出してよ」——息子のひと言
天気予報機能が生まれたのは、息子のひと言でした。
当時まだ小学生で、アプリをテレビで使いながら「カレンダーに天気も出たらいいのに」と言いました。「遠足の日に晴れるかどうか知りたい」という話だったと思います。
「なるほどな」と思いました。カレンダーで予定を確認するとき、天気も一緒に見られたら確かに便利です。予定を入れる段階から「この日は雨かもしれない」と把握できる。
実装してみると、予想以上に好評でした。「天気予報とカレンダーを行ったり来たりしていたのが一画面で済むようになった」というレビューをもらったとき、息子のアイデアを採用してよかったと思いました。
「なんか地味じゃない?」——妻のデザイン要求
天気アイコンの最初のバージョンを妻に見せたとき、「なんか地味じゃない?」と言われました。
機能としては動いていましたが、天気アイコンがシステムっぽくて素っ気ない、という指摘でした。「もっとかわいい感じにして」という要求に応えて、アイコンのデザインを妻に改めてお願いしました。
かわいいアイコンになったことで、天気が表示されているカレンダーの見た目がぐっとよくなりました。機能的には同じでも、見た目の印象はかなり変わります。
うちの開発会議は夕食の席
正式な会議はありません。開発の話は、夕食のときや休日にふと出てくることが多いです。
「こういう機能があったらいいと思う」「この操作がわかりにくい」「これ便利だよね」——そういう何気ない会話が、機能のアイデアになったり、改善のヒントになったりします。
家族全員がアプリの普通のユーザーとして使っているから、「使っていて気になったこと」を自然に言ってくれます。開発者の目線では見えにくいことが、ユーザーの目線では見えていることがある。
スタンプも、もとは「絵を貼りたい」という話だった
スタンプ機能の発端も家族の会話でした。「カレンダーに絵を貼れたら楽しそう」という話から、予定にスタンプを追加できる機能になりました。
動物、スポーツ、食べ物、季節のモチーフ——スタンプのデザインは妻が担当しています。新しいスタンプが増えるたびに「これ追加して」と言ってくるのも妻です。
家族のひと言は、世界中のユーザーの声でもある
うちの家族が「使いにくい」と感じることは、世界中の誰かも感じている可能性が高い。「こういう機能がほしい」というアイデアも同じです。
特別なリサーチをしなくても、家族が普通に使って感じることが、アプリを良くするヒントになる。そういう意味で、家族はいちばん身近で正直なフィードバックをくれる存在です。
「天気も出してよ」と言ってくれた息子には感謝しています。おかげでいい機能ができました。